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2005年11月30日

みやちゃんを探せ!新潟東港遠征!

2000年6月10日(土)~11日(日)

6月9日から釣遊会の飛島遠征がスタートしていた。今回、金銭的な理由から断念したのだが、それがかえって欲求不満を掻き立てる。「あ~どっか、行きて~!」会社のパソコンから釣り関連のHPを見ながら、たどり着いたのが「日曜大工的黒鯛釣りの薦め」であった。「おおぉっ みやちゃん爆釣してる・・・東港かぁ!?」気持ちが固まりつつあった。「よし!行くか・・・な?みやちゃん、今週末も来るのかな?会えると良いけど・・・。」気持ちを彼の掲示板に書き記した。

「うぉ!みやちゃん、( ̄□ ̄;)!!釣れてますね~。新潟東港ですか・・・西防波堤・・・ああ、遠くに霞んで見える赤灯台がある・・・ 他のメンバーは飛島行ったし・・・明日、私も行こうかな~東港・・・でも、チャリがないと先端までは行けないし・・・えっ!歩き?まさか・・・ (~ヘ~;)ウーン・・・検討中・・・」

 さすがに仕事疲れからか、金曜日の夜から行く元気はなく、土曜日の午前中に新潟に向かう。この日は波具合も良く、道中地磯から笹川流れ磯が私を誘惑する。実は地磯でも有力候補はあったのだが、いつでも行ける事(車で10分)から、遠征する事を優先する。途中、磯場を見ながら来たので約3時間掛けて新潟東港西防波堤に到着した。

 ここで携帯(iモード)から掲示板を覗く。

「☆編集長@庄内黒研さん☆行きます???先端じゃ無いですぜぇ~!!自転車積んで行こうか?」

「みやちゃん・・・来ているのかな??」私はここで重大な事に気付く!「携帯の番号、登録するの忘れた!」実は以前、みやちゃんよりメールで携帯の番号を知らされていたのだが、自分がまだ携帯を持っていなかったので、そのままになっていたのである。私は取りあえず携帯から掲示板に書き込んでおいた。

「庄内から遥々、東港まで来ています。みやちゃん~! どこ~?」

 釣り仕度をして西防波堤に行く。「あれ~?テトラが伸びてる!」以前来た時より、防波堤にテトラの設置されている距離が長くなっていたのだ。「だから、みやちゃんは先端じゃないって言ってたんだ・・・」この防波堤、噂によると全長約3.5キロあるそうだ。先端がやはり霞んで見える。途中、「みやちゃん」らしき人はいないか釣り人をチェックしながら歩いたが、全員が「みやちゃん」に見える・・・(笑)。どこのポイントが良いか分からないので、あまり先に行かず、1/3ほど来た所のテトラに乗る事にした。

 風が海風で防波堤からすると潮が右から左にかなり早く流れる。3Bのウキを使っていたが、なかなか馴染まない。しかも次第に当て潮となり、かなり釣り辛い。テトラへの根掛かりを繰り返し、かなりの針を消耗した。周囲には沢山の釣り師の姿はあるが、時折、曲がる竿は全部、ボラのようである。仕掛けが浮いてしまうので、ボラがヒットする確率が上がるのか、現に私も3匹ほど掛けてしまった。

時間は午後6時半を廻る。夕マズメに期待をかける。テトラ際でウキがスパッと沈んだので、アワセ・・・「ググッ!」これは来たと思ったが、その引きではない。浮上してきたのは大きな黒ソイであった。(後でサイズを測ると31センチあった。)食えばクロダイより美味いのでこれはキープする。その日はそれで終わりとなった。

コンビニで夕飯とビールを購入し再度、西防波堤に車を付ける。車内で一杯やりながら、ある考えが浮かんだ。「そうだ!家に電話してメールを探させよう。」私は妻に電話して事情を説明し、自宅のパソコンのメールを検索させ、みやちゃんの携帯番号を探させたのである。不慣れな妻だけに、結構時間が掛かったが何とか調べはついた。しかし、みやちゃんが東港に来ている確証がなく、明日の朝に電話する事にしたのである。この日は午後10時に就寝。

 午前4時に起床。寝過ごした方か・・・。携帯から掲示板をチェックする。

「クロケンさん:西提テトラの一番先端付近です。ルアータンクのモンキーとオレンジのカッパが目印ですが、もう帰ったかなぁ?明日の朝まで居ます。」

書き込み時間は、土曜日の22時59分45秒。「おっ!来てるのか!・・・一番先端かぁ~」私は準備を整え、防波堤を歩く。しかし、私はとんでも無い誤解をしていたのである。そう、防波堤の一番先端にいると思ったのである。つまり「西堤テトラの・・・」を読み落としてしまったのだ。私は取りあえず、歩ける所まで行く気でいたが、しばらくするとテトラが切れている事に気がつく。「あれ?あそこで切れるのか・・・テトラの方が釣れるよなぁ・・・」しかし、テトラ先端付近は、既に人が立っており、周辺のテトラに乗ってみるが、足場が悪かったり、おまけによく滑る。仕方がないので、テトラの切れ目の防波堤からする事にした。「まあ、ここもテトラ際には違いないか・・・」

私はここで、みやちゃんに電話してみた・・・。出ない・・・。「着信あり」に気付くかな・・・。

 準備を整え、竿を出す。水深は丁度、竿2本くらいだが、1本半くらいにしてみた。今日の潮は昨日ほど早くはない。風は東から吹き、時折無風になる。エサ取りがいた。「アジか?」ウキが馴染む前にやられるようだ。仕掛けを4Bに変え、ガン玉も2つ打つ。が、それらしきアタリが出ない時間が続いた。

周辺を見ると、私の右側防波堤は、ブッコミ竿で底物狙い。その親父が私に話しかけてきて、50センチのヒラメをばらしたとか。左側テトラ先端には、オレンジ色のカッパを来た人が立っている・・・。私もここで気付けば良いものを・・・(笑)。ただ、「オレンジ」の言葉はどこか心に引っかかっていた。午前7時も過ぎたであろうか、それまで一向にアタリはない。「やっぱ、テトラに立たないとダメかぁ~」そう思いながら、右手に目をやると、オレンジ色の人が帰る姿が見えた・・・。

 しばらくして、私の携帯が鳴った。表示を見ると「みやちゃん」と出ている(そう登録した)。「おおぉ!」思わず声を上げる。当然、相手は私とはわからないまま電話を掛けてきたはずである。「もしもし!もしもし!クロケンです。どうも!・・・・えっ!上がったんですか!ええっ!テトラの先端にいた?じゃあ、あれが・・・あ、はいテトラの切れ目です・・・えっ!あ、そうですか・・・申し訳ないです。」みやちゃんがバイクで来てくれるらしい。心がなぜかドキドキした(笑)。

ものの5分もしない内に、バイクに乗ったオレンジ色の人、そう「みやちゃん」こと宮田氏がやってきた。「初めまして!」ネットを通じての出会い。最初の内はやや照れくささもあったが、みやちゃんの人柄の良さが次第に心を解き放つ。色々、話しをして、テトラのポイントを教えてもらったり、最近の釣果などの話しで盛り上がる。フッと妻が用意してくれた、一口サイズの缶ビールがあった事を思いだし、「どうですか、少ないから帰りも大丈夫でしょ!」出会いを祝しての乾杯をする。「今度、寄り合いでもしましょうか。」ネットで知り合った、面々の話しも聞いて「ここで黄色のカッパでCBRのバイクに乗っている人が、『さのちゃん』(「自称釣り名人」の釣り日記)ですよ!」との事。その後、再会を約束して、みやちゃんは帰還した。「出会えて良かった・・・」

 私も釣りを再開した。しかし、謎のエサ取りに悩まされる。こんな事なら「喰わせ団子」でも持ってくれば良かった。テトラ際のポイントはどこか佐渡の防波堤を連想させる。「(・_・)......ン?佐渡・・・おっ!そう言えばアレがあった。」 私は、バックに常時持ち歩いている非常用の餌を取り出した。そう、黒研ファンなら既にご承知の黄色い餌である。2粒ほどチョン掛けにして、竿を出す。この場合は、少々多めの撒き餌を投入しても良いだろう。5分もしない内に、手前まで寄ってきたウキがスゥーと沈んだ!アワセるとガツン!この餌でヒットするのは90%クロダイである。「来た!」しかし、引きの強さは最初だけで、すんなり浮上してきた。「小さいな・・・」二才であった。20センチくらいか。牛蒡抜きにする。まあ、本命には違いないし、この餌がここでも通用する事の方が嬉しかった。

 しばらくすると、一人の釣り師が話しかけてきた。「釣れましたか?」「小さいのだけど・・」「ほぅ~・・・手前のテトラにいるんですが、サッパリですねえ~」「そうですか・・・」そう言っている矢先にアタリがある。「おっ!来ましたか?」しばしやり取りするが、これも二才。「ちっちゃいね・・・」「ああ・・・それでもクロダイには違いないですよ。凄いですね・・・あれ?もしかして・・・」彼は私が黄色い餌を使っている事に気付いたようで・・・「へえ~これで釣れるんですかぁ~いや~勉強になりました!」そう言って去っていった。

お昼のサイレンがなった、と同時にアタリ!今度はやや遠目でのテトラ際。アワセると結構な引き!しかも左のテトラに潜り込もうとするので、慌てて右側に走り、竿を右側にあおる。すると今度は、防波堤の足元に突っ込んでくる。「何だ?」引きはクロダイだが、行動がクロダイではない。が、かなりの引きに尺以上のクロダイを期待する。ようやく浮上した魚にはシマ模様が入っていた。イシダイであった。釣り上げて直ぐさまサイズを測ると丁度尺サイズ。嬉しい外道だが、ちょっとガッカリ・・・加点にはならず。「イシダイも喰うのね・・・」

 その後、午後になると、風が昨日と同じになり、潮がまた右から左へと流れ出すと、アタリはピタリと止まった。午後2時過ぎだろうか、私の後ろを黄色いカッパのCBRに乗った人が通った。「おぉっ!あれが・・・さのちゃん?」

夕方まで粘る事にした。何も釣れなければ昼で帰ろうと思っていたが、それなりに釣ったので面白さが出たのである。帰りが大変なのだが・・・。時間は午後6時になろうとしていた。最後なので、ありったけの撒き餌を投入する。それまでアタリがまったくなかったので、餌はオキアミと交互に使っていたのだが、そのオキアミに明確なアタリが出た。今度は尺越え!と期待しながらやり取りする。浮上してやや大きいのを確認する。でも牛蒡抜き。「んん~ちょっと足りない・・・」27センチだった。また加点ならず。もう大型はいないのか?

撒き餌を使い切って終了となる。黄色いカッパの人が、朝、みやちゃんが立っていた場所にいた。声を掛けようか迷ったが間違っていたら恥ずかしいので、後ろ姿を拝みつつ撤収する。長い長い防波堤・・・「よくここまで歩いてきたな・・・」足のカカトに痛みを感じながら、新潟東港西防波堤を後にした。

 みやちゃん、さのちゃん、今度、ご一緒しましょう~!



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