2005年10月01日
嵌らない人
釣りに誘って「はまる人」もいれば、何故か「はまらない人」もいる。
そんな人は釣り以上の楽しい趣味を持っているか(そんな物は考えられないが・・)もっと重要な行事や大切な事(彼女とのデートとか・・・)をやらなければならない人である。
会社の「釣り同好会」が俄に活気づいてきた時の、エピソード・・・
今度の土曜日も釣りに行こうと、メンバーと楽しく談話していると、当時上司
だったK氏が、自分も行きたいと言い始めた。彼はアウトドア派で、ヨットや
スキー、登山など、海山問わず非常に多趣味な人だったので、釣りにも興味を持ったらしい。
「道具も買うから・・・」そう言うので
「じゃあ、みんなで一緒に!」と、5人で鼠ヶ関に釣りに行く事になった。
当日、台風が接近しているとの情報に、K氏が
「風強くなりそうだけど、大丈夫なの?( ゜_゜)」
と、心配していたが、
「台風の前後が、一番釣れるんです!(^^;)」と、なだめて強行する。
私とK氏は内湾に行き、その他のメンバーは血気盛んに外海で大物狙い。
K氏の仕掛けを一通り作ってやり、小物釣りに興じる。彼の竿は4mくらいの中
通しで、大物も十分狙えるが、ビギナーにはまだ早いと思っていた。
台風前だけあってか、結構喰いも良い。型は小さいが、海タナゴ、クロコ、シノコダイが釣れる。五目釣り状態だった。
「外の様子を見て来ますね・・・」外海に向かった他のメンバーの様子が気になり、K氏を一人残して行く。
少々海練りも出始めた海で、3人がんばっているが、釣果はないようだ。
K氏の元へ戻って見ると、彼が大声を上げていた・・・
「お~い!!助けてくれ~!( ^O^;)/」
見てみると、なんと釣り上げた魚を上手く掴めず、魚が自分の体の回りをぐるぐる回っているのだ。
思わず苦笑・・・
しかし、駆け寄ってビックリ!釣り上げていたのは二才(黒鯛2年目)であった。
「オオー!Kさん!二才じゃん!やったね~(^^)」
「二才って?良いの?(・_・)......ン?」
「何って・・・みんなこれ釣りたくてがんばってんですよ!」
まさにビギナーズラック・・・が、魚の価値観が分からない為、少々型の良い魚を釣ったとしか思ってないらしい・・・
しかも連チャンで二才がまたヒット!
「んんっ!結構引いた・・何?これも良い魚?(-_-)」
「そう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(^◇^;)」
以外に冷静な彼に言葉が出ない。
その後、風が強くなり撤収する事になる。外海部隊は全滅だった・・・
帰る途中、昼飯をみんなで食べようとドライブインへ寄る事になった。
「Kさんだけ、一人大漁だね~」
そう冷やかしながら、みんなで中に入ろうと
した時、台風の影響か、もの凄い突風に見舞われた・・・その瞬間!
「あっ!・・・ (゜O゜;)」
K氏の掛けていた眼鏡が吹き飛ばされ、国道まで転がってしまったのだ。
K氏は慌てて追いかけて拾い上げるが、少々破損してしまったようだ。
その後、メンバー一同、喜んで良いやら悲しんで良いやら・・・複雑な心境。
これで楽しいイメージの釣りが台無しになり、この事が結構後に引いたのか
彼はその後、二度と竿を握る事はなかった・・・
そんな人は釣り以上の楽しい趣味を持っているか(そんな物は考えられないが・・)もっと重要な行事や大切な事(彼女とのデートとか・・・)をやらなければならない人である。
会社の「釣り同好会」が俄に活気づいてきた時の、エピソード・・・
今度の土曜日も釣りに行こうと、メンバーと楽しく談話していると、当時上司
だったK氏が、自分も行きたいと言い始めた。彼はアウトドア派で、ヨットや
スキー、登山など、海山問わず非常に多趣味な人だったので、釣りにも興味を持ったらしい。
「道具も買うから・・・」そう言うので
「じゃあ、みんなで一緒に!」と、5人で鼠ヶ関に釣りに行く事になった。
当日、台風が接近しているとの情報に、K氏が
「風強くなりそうだけど、大丈夫なの?( ゜_゜)」
と、心配していたが、
「台風の前後が、一番釣れるんです!(^^;)」と、なだめて強行する。
私とK氏は内湾に行き、その他のメンバーは血気盛んに外海で大物狙い。
K氏の仕掛けを一通り作ってやり、小物釣りに興じる。彼の竿は4mくらいの中
通しで、大物も十分狙えるが、ビギナーにはまだ早いと思っていた。
台風前だけあってか、結構喰いも良い。型は小さいが、海タナゴ、クロコ、シノコダイが釣れる。五目釣り状態だった。
「外の様子を見て来ますね・・・」外海に向かった他のメンバーの様子が気になり、K氏を一人残して行く。
少々海練りも出始めた海で、3人がんばっているが、釣果はないようだ。
K氏の元へ戻って見ると、彼が大声を上げていた・・・
「お~い!!助けてくれ~!( ^O^;)/」
見てみると、なんと釣り上げた魚を上手く掴めず、魚が自分の体の回りをぐるぐる回っているのだ。
思わず苦笑・・・
しかし、駆け寄ってビックリ!釣り上げていたのは二才(黒鯛2年目)であった。
「オオー!Kさん!二才じゃん!やったね~(^^)」
「二才って?良いの?(・_・)......ン?」
「何って・・・みんなこれ釣りたくてがんばってんですよ!」
まさにビギナーズラック・・・が、魚の価値観が分からない為、少々型の良い魚を釣ったとしか思ってないらしい・・・
しかも連チャンで二才がまたヒット!
「んんっ!結構引いた・・何?これも良い魚?(-_-)」
「そう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(^◇^;)」
以外に冷静な彼に言葉が出ない。
その後、風が強くなり撤収する事になる。外海部隊は全滅だった・・・
帰る途中、昼飯をみんなで食べようとドライブインへ寄る事になった。
「Kさんだけ、一人大漁だね~」
そう冷やかしながら、みんなで中に入ろうと
した時、台風の影響か、もの凄い突風に見舞われた・・・その瞬間!
「あっ!・・・ (゜O゜;)」
K氏の掛けていた眼鏡が吹き飛ばされ、国道まで転がってしまったのだ。
K氏は慌てて追いかけて拾い上げるが、少々破損してしまったようだ。
その後、メンバー一同、喜んで良いやら悲しんで良いやら・・・複雑な心境。
これで楽しいイメージの釣りが台無しになり、この事が結構後に引いたのか
彼はその後、二度と竿を握る事はなかった・・・
(2000/3/20 メルマガ記事)
Posted by 黒研 at 16:05│Comments(0)
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