2005年09月28日
釣りに嵌る
釣りを始めるキッカケと言うものは人によって様々である。
私のように、物心ついた時から釣りをしている人は別として、社会人になってから、始めた人はそれなりに理由があるだろう。
前回の記事で載せた人のように「趣味を持ちたくて・・・」もまた、一つの理由である。しかし、釣りというものは意外と単純な事で、「はまる」人が多いのである。今回はその典型的なエピソードを紹介しよう。
季節はやはり初秋。私は釣り仕度をして、波の状況を確認しようと、由良「白山島」の駐車場に行くと、何やら見た事のある車が駐車してあった。
それは2つ年下の同僚の車だった。周辺にはいない。
「・・・っとすると・・・あそこか?」
白山島には「海の釣り堀」がある。橋の上から探索すると、いましたいました!
しかも彼女連れで・・・(実は彼女も同僚だったりする)
「お~!何すったな。こげだ所で・・・ニヤリッ」
「ありゃ~見つかった・・・いや、釣りしよって言うから・・・(彼女をチラリ)^^;」
「こげだ釣り堀でやらないで、本当の釣りしよぜ!道具はあっがら!」
「あ、んだの~どうする行く?・・・じゃあ行くがあ~どさ行くな?」
「鼠ヶ関!」
私は二人を引き連れて例の鼠ヶ関漁港へ出向く。竿や仕掛け、餌類は全て私のものを貸し与え、釣り方など一通り教えた。
最初は上層の小アジばかり釣れたが、時折、シノコダイが混ざる。
「それそれシノコダイ!クロダイの子だよ・・・」
「ああ~これがシノコダイがあ~。結構引くの~!」二人のカップルは競うように釣り上げる。
「私の方が上手いなんね!」
「何言ったなや!俺の方が釣ってっろ!」
まったく、俺の事はほっといて仲の良い二人である。
午後4時半ぐらいだろうか、私の竿に、二才が掛かった。私は彼に
「おめさも掛がっかも知れねぞ!少し棚を深くしてみ!」
そうアドバイスした矢先、「ギーーーーー!!」というリール音とともに、彼の竿が伸される。
「ああ!ダメダメ!竿立てないと!落ち着いて・・・」
「うぉ・・・・」
魚体が見えた、明らかに二才である、8寸級だろうか。
が、しかし水面まで浮いてきた瞬間、敵もさることながら、更なる突っ込みに彼は対処出来ず、プツッとハリス切れ!
「あっ!(;゜〇゜)」
「ああ~!悔しい~何で~・・・・ああああ~(×_×;)シュン」
「早く、仕掛け作って!まだ来っがも知れねがら・・・」
時刻は午後5時を過ぎ、周囲はだんだん暗くなり始めてきた。
「ねえ~諦めて帰ろ~」彼女が言う。
「までまで・・・もうちょっと・・・」諦めきれない彼。
が、どっぷり日が沈むまで彼の竿は2度と曲がる事はなかった。
次の日、会社で彼が私の所へ来てこう言った。
「俺も道具揃えたいんで、夕方つき合ってくれませんか?」
「良いよ~♪.。ooO(はまったな・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ)」
彼の参戦が、会社の「釣り同好会」を発足させるキッカケになったのだが、その後彼は、連日のように近くの釣り道具屋に通い、みるみる内に道具だけは揃っていった・・・
私のように、物心ついた時から釣りをしている人は別として、社会人になってから、始めた人はそれなりに理由があるだろう。
前回の記事で載せた人のように「趣味を持ちたくて・・・」もまた、一つの理由である。しかし、釣りというものは意外と単純な事で、「はまる」人が多いのである。今回はその典型的なエピソードを紹介しよう。
季節はやはり初秋。私は釣り仕度をして、波の状況を確認しようと、由良「白山島」の駐車場に行くと、何やら見た事のある車が駐車してあった。
それは2つ年下の同僚の車だった。周辺にはいない。
「・・・っとすると・・・あそこか?」
白山島には「海の釣り堀」がある。橋の上から探索すると、いましたいました!
しかも彼女連れで・・・(実は彼女も同僚だったりする)
「お~!何すったな。こげだ所で・・・ニヤリッ」
「ありゃ~見つかった・・・いや、釣りしよって言うから・・・(彼女をチラリ)^^;」
「こげだ釣り堀でやらないで、本当の釣りしよぜ!道具はあっがら!」
「あ、んだの~どうする行く?・・・じゃあ行くがあ~どさ行くな?」
「鼠ヶ関!」
私は二人を引き連れて例の鼠ヶ関漁港へ出向く。竿や仕掛け、餌類は全て私のものを貸し与え、釣り方など一通り教えた。
最初は上層の小アジばかり釣れたが、時折、シノコダイが混ざる。
「それそれシノコダイ!クロダイの子だよ・・・」
「ああ~これがシノコダイがあ~。結構引くの~!」二人のカップルは競うように釣り上げる。
「私の方が上手いなんね!」
「何言ったなや!俺の方が釣ってっろ!」
まったく、俺の事はほっといて仲の良い二人である。
午後4時半ぐらいだろうか、私の竿に、二才が掛かった。私は彼に
「おめさも掛がっかも知れねぞ!少し棚を深くしてみ!」
そうアドバイスした矢先、「ギーーーーー!!」というリール音とともに、彼の竿が伸される。
「ああ!ダメダメ!竿立てないと!落ち着いて・・・」
「うぉ・・・・」
魚体が見えた、明らかに二才である、8寸級だろうか。
が、しかし水面まで浮いてきた瞬間、敵もさることながら、更なる突っ込みに彼は対処出来ず、プツッとハリス切れ!
「あっ!(;゜〇゜)」
「ああ~!悔しい~何で~・・・・ああああ~(×_×;)シュン」
「早く、仕掛け作って!まだ来っがも知れねがら・・・」
時刻は午後5時を過ぎ、周囲はだんだん暗くなり始めてきた。
「ねえ~諦めて帰ろ~」彼女が言う。
「までまで・・・もうちょっと・・・」諦めきれない彼。
が、どっぷり日が沈むまで彼の竿は2度と曲がる事はなかった。
次の日、会社で彼が私の所へ来てこう言った。
「俺も道具揃えたいんで、夕方つき合ってくれませんか?」
「良いよ~♪.。ooO(はまったな・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ)」
彼の参戦が、会社の「釣り同好会」を発足させるキッカケになったのだが、その後彼は、連日のように近くの釣り道具屋に通い、みるみる内に道具だけは揃っていった・・・
(2000/2/21 メルマガ記事)
Posted by 黒研 at 20:42│Comments(0)
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